江見 水蔭
作家名読み: えみ すいいん
ローマ字表記: Emi, Suiin
生年: 1869-09-17
没年: 1934-11-03
- 明治2年8月12日(1869年9月17日)岡山の一番町一番屋敷に生れた。
- 父の鋭馬は水蔭が幼少の頃死去。
- 12歳、明治14年 (1881)、叔父の水原久雄の勧めで軍人を志して上京
- 15歳のときに軍人を諦める。
- 16歳、明治18年、従兄の富田嘉則のもとに預けられ、杉浦重剛の称好塾に入り同人雑誌・毎週雑誌を発刊した。
- 19歳、明治21年 (1888) 6月14日、巌谷 小波とともに尾崎 紅葉を訪ねた。
- その後巌谷 小波の勧めで硯友社に属す。
- 我楽多文庫誌第三号に狂歌一首が載せられ、新人社員・ 水蔭亭 雨外 (すいいんてい うがい)として紹介される。
- 20歳、明治22年、雑誌・文庫に『旅画師』を発表し、本格的な文筆活動を始めた。
- 23歳、明治25年 (1892)、江水社を起こし田山 花袋ら門人を迎える。
- 26歳、明治28年、探偵小説『女房殺し』(明治28年10月、文芸倶楽部)は好評を博した。
- そのほか『新潮来曲』『旅役者』『泥水清水』といった作品を発表し最盛期を迎える。
- 29歳、明治31年に神戸新聞社に記者として転職
- 31歳、明治33年に博文館に転職
- 34歳、明治36年、川上 音二郎に口説き落とされシェークスピアの『オセロ』を翻案、『正劇 室鷲郎』。
- 朝日新聞の水谷幻花と交際するようになる。
- 38歳、明治40年 (1907)
- 二六新聞に転職
- 『地底探検記』(明治40年8月 博文館)
- 『月世界跋渉記』(「探検世界 秋季臨時増刊 月世界」成功雑誌社、1907(明治40)年10月号)
- 40歳、明治42年(1909)
- 『探検実記 地中の秘密』(明治42年5月 博文館)
- 『探検実記 地中の秘密 07 末吉の貝塚』(「探檢實記 地中の秘密」博文館 1909(明治42)年5月25日発行)
- 『探検実記 地中の秘密 29 お穴様の探検』(「探檢實記 地中の秘密」博文館 1909(明治42)年5月25日発行)
- 『探検実記 地中の秘密』(明治42年5月 博文館)
- 48歳、1917(大正6年)
- 空想冒険小説『考古小説 三千年前』(大正6年2月 實業之日本社)発刊
- 56歳、1925(大正14)年
- 『死剣と生縄』(「講談倶楽部」 1925(大正14)年11月)
- 59歳、1928(昭和3)年
- 自伝的随筆『自己中心明治文壇史』
- 65歳、1934(昭和9年)秋、旅行先の松山市の旅館で客死した。
- 最終更新:2013-12-23 18:49:34